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2015年9月11日 (金)

2015年9月のコラム ~催眠・鎮静系の抗うつ薬~

2015年9月の薬局にソクラテスがやってきた
睡眠薬の多剤併用の問題と催眠・鎮静系の抗うつ薬。
テトラミドとリフレックスの構造ってほんとにそっくり。

【第39回】


 まったくの偶然ですが、同日に「BZ系薬の高用量処方、いまだ減らず 多剤処方の減少効果は認められるが診療報酬改定の効果は限定的」 という記事が掲載になりました。たしかに、減っていないように日々感じます。

 記事の中で「今まで当たり前のように講じられてきた『半減期の異なる睡眠薬の併用』。一見理にかなっているように見えるが、そもそもこれが不眠改善において“ブースター効果”を発揮するかどうかは、明らかになってはいないのだ」と書きました。BZ系の効果がアロステリックな働きによることを考えると、やはり期待はできないように思います。

~参考資料~
2002年に不眠のために米国で使われた薬剤の相対処方頻度

1位 トラゾドン(デジレル、レスリン) 
2位 ゾルピデム(マイスリー)
3位 アミトリプチリン(トリプタノール)
4位 ミルタザピン(リフレックス、レスリン
5位 Temazepam(本邦未発売)
6位 クエチアピン(セロクエル)

 

【第40回】


 第39回で催眠・鎮静系抗うつ薬を扱いましたが、ミアンセリン(テトラミド)とミルタザピン(リフレックス、レメロン)の構造がそっくりなんです。でも、抗うつ薬としての位置づけはまるで違う。

 その違いを構造と薬理作用から迫ってみました。特に構造は6位のCとNだけの違いに過ぎません。しかしCとNは物性的性質がぜんぜん違う。

Photo

 
この手の話題は興味のある人とない人がはっきりします。僕は楽しいですが・・・。今後も懲りずにこの手の話題にもチャレンジしていきたいと思います。

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