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2015年7月31日 (金)

2015年7月のコラム ~ループ利尿薬抵抗性とSMART療法での留意点~

2015年7月の薬局にソクラテスがやってきた
ループ利尿薬第2弾とICS/LABA配合薬第1弾。
1回分ズレちゃってるな。

【第36回】


 ループ利尿薬抵抗性を引き起こす原因として、ループ利尿薬自体が届きにくくなることとループ利尿薬の作用部位であるヘンレループより後ろにある遠位尿細管や集合管が頑張るようになってしまうことを紹介しました。

 この抵抗性に対して、ループ利尿薬の増量かサイアザイド系利尿薬などの併用で対応するわけですが、増量する場合、フロセミドで対応するケースが多い。では他のループ利尿薬は増量してもダメなのか?

 結論から言えば、他のループ利尿薬も増量することで、その利尿効果を確保することができます。しかし保険の壁があります。例えば、ダイアートならラシックスの80mgに相当する120㎎までしか使用できません。保険を無視すれば、ダイアートを最大300㎎まで使用してNa利尿を確保した症例もあるようです。


【第37回】


 喘息治療薬としてのICS/LABA配合薬の違いを簡単にまとめてみました。細かい機序(固有活性や動態)は思い切ってカットしてみました。長くなりますし、論点がまとまらなくなりますので。あとデバイスの問題にも触れていません。しかし、吸入薬ではデバイスの問題は無視できません。なぜなら、“吸えてなんぼ”ですから。

 他剤には見られないシムビコートの特徴といえば、SMART療法ができることでしょう。しかし、SMART療法を安易に勧めていいものでしょうか。患者選択は主に医師の役割だとしても、患者教育には薬剤師も大きく関与していくことになります。間違っても、SMART療法を指示されていない患者に、リリーバ-的な用法を教えてはいけません。

 喘息の治療の歴史において忘れてはいけないのはSABAの乱用。シムビコートならいくらかマシ? そういう容認は喘息患者のためには決してならないと思います。

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