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2013年4月28日 (日)

薬剤師ブロガーセミナー

熊谷&山本ブロガーセミナー
午後の部 原崎先生登場
集団でブログまで作っちゃいます!!

【まずは観光】

 熊谷兄貴と合流。よしえさんのエスコートで桜島へ

 

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 意外にも桜島、半日ではとてもとても。

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 夕日をバックに桜島を後にしました。

【前夜祭 ヤクトーーーク】

 楽しそうでしょ!?
 仕掛け人は39℃熱発で早退のハプニング!!

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【ブロガーセミナー】

前座は、ぼく山本が一時間講演。つぎに熊谷兄貴の特別講演。
いや~、目からウロコウロコ。

午後は原崎さんのレクチャーのもと、みんなでブログを現在作成中。

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2013年4月26日 (金)

どこにフォーカスするか? ~プロテカジンと舌痛症~

(S)とは薬剤師がフォーカスしたところ
それはたんに薬剤師が興味のある点ではない
患者の意識の中心を考える

CASE 139

65歳 女性

処方(初来局):
Rp 1) プロテカジン錠10mg 2錠 / 2x朝・夕食後 28日分

患者から得られた情報(コメント):
① 「舌の痛みで、ずっと耳鼻科に通っているけど効果がなくて…」
② 「カンジダでも舌癌でもなかった」
③ 「先生から、胃薬の中に舌の痛みに効く成分も入っているから試してみようと」
④ 「胃はなんともないのに、胃の薬を続けて飲んでもだいじょうぶなの?」
⑤ 食欲(+)、胃症状(-)、RE症状(-)

問診票より: 他科受診(-)、併用薬(-)、副作用歴(-)、アレルギー歴(-)

□CASE 139の薬歴
#1 胃が正常なのに胃薬を飲むことへの不安に対するアプローチ
 S) 胃はなんともないのに、胃の薬を続けて飲んでもだいじょうぶなの?
 O) 舌痛症にプロテカジン処方、カンジダや舌癌は否定
 A) 患者の不安に対してアプローチする必要あり
 P)胃はなんともなくても、たとえば痛み止めやステロイドから胃を守るために、
   胃潰瘍の再発予防や逆流性食道炎などでも胃薬を長期に服用する。
   今回は舌の痛みを和らげるために。続けて服用して様子をみて。
 
□解説
 舌痛症に対するプロテカジンの処方をはじめて経験した。さいわい、薬理作用的に知っていたので、この適応外処方を理解することができた。

 
 薬理作用的には次のようになる。まず、プロテカジンの薬理作用。

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 IFの図からもわかるように、プロテカジンはH2 受容体拮抗作用を介して胃酸分泌を抑制し、さらに胃粘膜に見出されているカプサイシン感受性知覚神経を介し、胃粘膜血流増加作用及び胃粘液増加作用を示している。

 そして、このカプサイシン感受性知覚神経が胃だけではなく、舌や口腔内にも存在するために舌痛症や癌化学療法時の口内炎などに有効なのだそうだ。

 この適応外処方はいったいどのくらい奏功するものなのだろう。薬剤師的には非常に興味のある症例だ。

 しかし、患者の意識の中心は、プロテカジンが効くかどうかではなく、「胃はなんともないのに、胃の薬を続けて飲んでもだいじょうぶなの?」という副作用面にあった。ここにフォーカスすることにした。

 この患者の不安に対して、ただ「だいじょうぶですよ」ではなく、具体的に「胃はなんともない状態で使われている例」を示すことで、不安をやわらげるアプローチを図っている。

□考察
 こういう適応外の珍しい処方では、ついついその作用機序や根拠などに目が行きがちになる。薬剤師ならば当然ともいえる。

 ただ薬剤師が興味のある点にフォーカスするとどうなるか?

#2 舌痛症に対するプロテカジンの処方
 S)先生から、胃薬の中に舌の痛みに効く成分も入っているから試してみようと
 O) 舌痛症にプロテカジンの処方、カンジダや舌癌は否定
 A)カプサイシン感受性知覚神経によるものだろう
 P)この胃薬は舌の血流をよくすることで痛みを和らげます。続けて様子をみて。

 となる。患者にこれといったプロブレムがみつからない場合、つまり初回服薬指導としては悪くはない。

 だが、この患者は不安を抱えている。このケースであれば、フォーカスすべきは、「胃はなんともないのに、胃の薬を続けて飲んでもだいじょうぶなの?」ここだ。

 患者の意識の中心ともいえるべきことを捉え、薬剤師として患者のためになることを選択する。じぶんが興味のある内容に引っ張られてはいけない。

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2013年4月19日 (金)

温清飲とその派生処方

四物湯からの派生処方「温清飲」
内熱を除く重要な処方
温清飲の派生処方について

 風(ふう)とは、ここでは単純にウイルスやアレルゲンなどの病邪を含んだものとイメージする。これに内因としてある内熱が結びつき「風熱」となる。

【基本処方:四物湯と温清飲】

 血が不足したものを血虚といい、これを補うものを補血剤という。四物湯は補血剤の基本処方。漢方では「四物湯を忘れると、女性疾患の治療はできない」といわれている。

 No.71(四物湯):地黄、当帰、芍薬、川芎
 
 適応 : 血虚

 この四物湯に清熱解毒の黄連解毒湯(No.15)を合方すると「温清飲」になる。

 No.57(温清飲):地黄、当帰、芍薬、川芎、黄芩、黄連、黄柏、山梔子

 適応 : 血虚、血熱

 四物湯が血液の循環を改善し、黄連解毒湯が炎症を抑える。温清飲は内熱(身体にこもった熱)を除く重要処方であり、ここからの派生処方に荊芥連翹湯と柴胡清肝湯がある。

 
【温清飲の派生処方】

 No.50(荊芥連翹湯):地黄、当帰、芍薬、川芎、黄芩、黄連、黄柏、山梔子、柴胡、桔梗、薄荷、連翹、甘草、荊芥、防風、白芷、枳殻

              
 適応 : 内熱に伴う上焦風熱

 
 温清飲に柴胡以下を加えると荊芥連翹湯になる。内熱に伴う上焦(胸より上)の風熱を治療する方剤だ。

 臨床では、慢性副鼻腔炎や中耳炎、耳下腺炎、にきび、慢性咽頭炎などに用いられる。ただし熱証を治療する方剤なので、その症状は鼻水なら黄色、咽頭部は腫れ、にきびは赤いといったものになる。

 
 No.80(柴胡清肝湯):地黄、当帰、芍薬、川芎、黄芩、黄連、黄柏、山梔子、柴胡、桔梗、薄荷、甘草、牛蒡子、天花粉

 適応 : 肝経風熱

 温清飲に柴胡以下を加えると柴胡清肝湯になる。荊芥連翹湯とよく似ているが、本方剤では柴胡が肝への案内人として働くため、肝経の風熱に効果がある。

 肝経とは、肝を中心に免疫や自律神経の調整をつかさどる経路をさす。ゆえに柴胡清肝湯は、皮膚のかゆみや赤み、怒りやすい、神経症、熱感、咽頭の腫れや痛みなどに効果がある。

 また肝は目に通じるから、アレルギー性結膜炎の目の充血やかゆみ、まぶたの腫れなどにも効果がある。

【投薬時の注意点】

 この二剤は似ているので注意点も同じ。

 No.50(荊芥連翹湯)、No.80(柴胡清肝湯):

   冷たいもので胃腸障害を起こしやすい方には注意する。
   手足の冷えや寒がりなどの冷え症の方はさける。

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2013年4月12日 (金)

ボグリボースだけ早くなくなる患者

ボグリボースのコンプライアンスの問題といえば
飲み忘れ? そのときのリカバリ?
もしかしたら、飲みすぎていることも

CASE 138

51歳 女性

処方:
Rp 1) ランタス注ソロスター 300単位 1キット / 1x夜 10単位 
Rp 2) ノボラピット30ミックス注フレックスペン 2キット / 2x朝10単位 夜8単位
Rp 3) ボグリボースOD錠0.2mg 3錠 / 3x毎食直前 28日分
Rp 4) マイスリー10mg 1錠 / 1x就寝前 21日分

患者から得られた情報:
① マイスリーは毎日1錠飲んでいる。残薬(-)
② 「ボグリボースだけ先になくなっちゃって・・・」
③ 甘いものをどうしても食べたいときにボグリボースを飲んでいる
④ 結果、ボグリボースが1日4回になることがよくある
⑤ いまのところ、便秘や腹痛(-)

薬歴から得られた情報:
① 直近のHbA1c:6.3%
② 膵臓のオペ歴(+)

□CASE 138の薬歴
#1 α-GIは1日3回までにしてもらう
  S)ボグリボースだけ先になくなっちゃって・・・
   甘いものをどうしても食べたいときにボグリボースを飲んでいる
 O) α-GIが4xになることがよくある
   腹痛や便秘(-)、膵オペ歴(+)
 A) α-GIのDose↑+膵オペ歴→イレウス
 P) 勝手に量を増やすと腸閉塞のリスク↑
   1日3回までにしておいて
 
□解説
 α-GIといえば、食直前と1日3回という用法のために、飲み忘れの多い薬の代表格だ。ゆえに、いかに忘れずに飲んでもらうか、飲み忘れたときのリカバリはいつまでよいのか、といったことをアナウンスするのに苦心する。

 それが、この症例の患者は「先になくなってしまう」という。

 マイスリーが残っているのかな? と考えた、が違う。「毎日一錠飲んでいる」という。

 やはりボグリボースを飲みすぎているのだ。なぜ? そうこの患者はボグリボースの薬効をよく理解していた。

 甘いものをどうしても食べたい。でも血糖値が上がるのが心配。そうだ、ボグリボースを飲んでから食べれば、少しはマシだろう。そういう発想だったのだ。

 しかしこの発想はボグリボースの一面しかみていない。薬には望む効果もあれば望まない効果もある。すなわち副作用。過ぎたるは及ばざるがごとし。4回でも0.8mgだし、0.3mg錠もあるし、ではない。この患者には腹部オペ歴がある。そうなるとイレウスのリスクを考えないわけにはいかなくなる。
 

□考察
 α-GIは少々飲み忘れがあっても仕方がない。そういう考えがぼくの中に間違いなくあった。そういう状態では、飲みすぎているという予測がたたないはずだ。

 この患者にマイスリーの処方がなければ、ボグリボースを飲みすぎていることに、しばらく気がつかなかったかもしれない。危なかった。

 α-GIは「飲み忘れがないか」だけではなく、「飲みすぎてはいないか」という視点も持っておかないといけないようだ。

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2013年4月 5日 (金)

【セミナ案内】薬剤師ブロガーセミナーin鹿児島

2013年の予定その一
薬剤師ブロガーセミナーin鹿児島のご案内

【企画】

 薬剤師ブロガーセミナー。こんなことを思いつくのは彼しかいません。そう、DIオンライン:「ガジェット!な日々」でおなじみの原崎さん。

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 昨年末、「おつかれ〜 鹿児島で熊谷さんとコラボセミナーやらない?」とこんな軽いノリで、この企画は始まりました。

 熊谷さんとは、もちろん、「薬局のオモテとウラ」で有名な熊谷兄貴です。

 兄貴とコラボというからには「やりたーい」と即答。とは言っても、ぼくは熊本在住なんで隣県なわけですが、兄貴は長野ですよ。無理かもな~と思っていると、

 「熊谷さんもノリノリでOKって〜」と原崎さんからのメールが。さすがは兄貴、そして原崎さん。

【ご案内】

単なるブログの紹介だけでなくどうやってその記事を書いたのかなど裏話満載で情報発信の仕方!ネタの集め方、加工の仕方などを伝授します!!

日時 4月28日 10:00〜15:00
内容 10:00~12:00 熊谷&山本 プレゼン
    12:00~13:00 プチ懇親会
    13:00~15:00 ワーク

会費 9000円
参加人数 20名まで
会場 
舞ビジネススクール(鹿児島市中町4番2号 3F)

 
 おもしろそうでしょ! まだまだ参加可能とのことです。ぜひ鹿児島までおいでください。前夜祭もありますよ~。

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 あっ、じぶんのセッションはがんばりますよ~ (^_^)/

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