精神科患者のコンプライアンス
ayaさんから以下のコメントいただきました。
はじめまして。
突然ですが悩んでいます。
精神科の患者のコンプライアンスを上げるにはどのようにしたらよいでしょうか。
Drには素人にはコンプライアンスをあげるのは難しいだろうといわれています。
飲んでくださいというだけでは難しいのは分かりますが、たとえば統合~やうつの人の場合、再発の恐れがあるや、急激な薬の増減は悪化させる、といっても分かっていただけないばあい、どうすればいいのでしょうか。副作用もでていて怖がっている方への指導は特に難しいと感じています。
ちなみに、服薬指導についてDrには「ただ確実に飲ませるようにしてほしい」とのこと。
何かアドバイスお願いいたします。
はじめまして、ayaさん。
初めて薬剤師という同じ立場の方からコメント頂きました。
ありがとうございます。
精神科の患者のコンプライアンス。非常に難しい問題ですね。
主治医との信頼関係がコンプライアンス維持に最も大切なのは間違いないでしょう。
しかし、精神科領域の治療目的も「鎮静」から「社会復帰・自己実現」に変わってきている。それに加え、ウェブ時代がもたらす薬剤情報の氾濫。薬剤師には薬剤師なりのアプローチがあると思われます。
患者のノンコンプライアンスの原因として感情に起因することが多いことは、CASE5でアップしました。
茂木健一郎先生によると
「言葉になっていない情報や意識化できていない感情には、人間の脳を非常に不安定にするいう特性があります。逆にいうと、こうした情報・感情に名前をつけてラベルを貼ると、脳はその情報をひとかたまりのものとして扱えるようになります。それによって、脳や感情が安定を取り戻すことは意外に多いものです。」(*1)
とあります。例えば、多少副作用が出ていても、自分らしさが取り戻せている今を認識させる。副作用の初期症状・対策を一緒に説明し、漠然とした副作用や離脱症状を具体的に認識させるといったところでしょうか。
新しいアプローチ・発想は考え続けることによって生まれます。常に意識すると、潜在意識レベルも働くと多くの先人が言っています。ayaさんのようにテーマを掲げて取り組んでいる薬剤師はすばらしいと思います。がんばっていきましょう。何か良いアプローチ方法などが生まれたら、ぜひ教えてください。
*1:脳を活かす仕事術
| 脳を活かす仕事術 著者:茂木 健一郎 |
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- 精神科患者のコンプライアンス(2009.01.13)


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