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2009年1月16日 (金)

「SOAPがうまく書けない理由」服薬ケア研究会(H21.1.11)

参加セミナー
服薬ケア研究会 第44回例会《鹿児島》
“頭の中をPOSに!”特別編
患者対応技術を身につけるために ~服薬指導をもう一段高める技術~

日時:平成21年1月11日(日)10:00~16:00
場所:鹿児島市勤労者交流センター
講師:服薬ケア研究所所長 岡村祐聡先生

参加の目的
 私が一番最初にPOSの考え方を学んだのは、服薬ケア研究所のHPだった。その後、岡村先生の講演会に参加し、独自にグループ内で継続的に月1回の勉強会を続け、今のスタイルに至る。今回の目的はチューターの技術の観察とワークの手法・効果を学ぶために参加した。

内容1(午前:岡村先生による講義)
 講義があるとは思っていなかったが、聴講できてラッキーだった。「はずした服薬指導」と「POS」について有意義な内容であった。その中より、「SOAPがうまく書けない」に陥りやすいポイントを3つ紹介する。

 ①問題点(プロブレム)1つにつきSOAPは1つ。
 ②調べた薬の情報をO)に入れるのは間違いである(患者の情報である)。
 ③P)は計画ではない。指導した内容である

②については薬剤師向けの雑誌でさえ勘違いしている点だそうだ。O)は患者の情報であり、薬の情報ではない。

 調べた薬の情報を使って服薬支援に至ったのであれば、その情報はA)の方が望ましいということはうすうす気がついていた。実際、CASE11のA)は薬の情報のみである。しかし、はっきりとは認識できていなかった。溜飲が下がるとはこのことか。

内容2(午後:模擬症例を用いたワーク)
 ワークのキーワードとして「質問力」が登場する。この言葉、明治大学教授の齋藤孝先生の作った言葉との説明があった。私も齋藤先生の書籍『質問力』(*2)は読んだことがある。私のプロフィールで「質問力のレベルアップを目指す」となっているのもこの書籍の影響が大きい。
 今回はオブザーバー席での参加で、ワーク席の方を後ろから見下ろすといった感じであった。離れたところから自分を見る「離見の見」の感覚が養えそうである。ワーク席の方の思考が止まっている。それに気が付いていないのが手に取るようにわかる。ワーク席で参加した際に今回の視線がもてるようになれば、私の服薬支援もレベルアップするだろう。

感想
 服薬ケア研究会の活動は、他に類を見ない内容だ。一度、体験・聴講することをお勧めする(私は研究会会員ではない)。
 また、会場にて岡村先生の新刊書籍(*1)を購入した。今回の内容以上のものが丁寧にぎっしり書かれている。特にクラスタリングの章は必読だ。

 鹿児島まで出向いた価値はあったが、ぜひ熊本でも企画していただきたい。セミナー終了後、黒豚しゃぶしゃぶに舌鼓を打っていると耳下に違和感。予防接種は子供のころに打っているし、まさかとは思いつつ帰路へ。33歳にしておたふく。当然、出勤できず。ゆっくり復習にとりかかることにする。

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*1:『今度こそモノにする薬剤師のPOS』  岡村祐聡[著]

おすすめポイント:
クラスタリングの章は必読です

*2:『質問力』  齋藤孝[著]

質問力 ちくま文庫(さ-28-1) (ちくま文庫)

おすすめポイント:
「具体的」かつ「本質的」な質問を意識する。質問を出した人により場は支配される。

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コメント

私は「近視@情報館」というサイトを運営しております
高田と申します。

この度、同じ健康・医療について取り扱われる貴サイトを拝見し、
よろしければ相互リンクをお願いしたいと思いメールを差し上げました。

こちらからは健康関連リンク集に貴サイトを掲載させて頂いております。
http://www.fashion-tsu.com/link04.html
(問題があればご指摘頂ければ変更させて頂きます。)

何卒、よろしくお願いいたします。

投稿: 高田 | 2009年1月17日 (土) 21時21分

こんにちは。
私は、服薬ケア研究会会員の元池と申します。
私も第44回鹿児島例会に参加いたしました。
その時のことを紹介していただいているこのサイトを見つけまして、大変うれしかったです。
ありがとうございます。
さて、来る8/30に再び鹿児島にて第47回例会が開催される予定です。
ワークは正式に決定はしておりませんが、「会話提示によるクラスタリング練習」になりそうです。
私もこのワークは初めてなのですが、薬歴を書くのが信じられないくらい早くなるワークらしいです(^^)
ひのくに薬局薬剤師様、是非またいらしてくださいね!

投稿: 元池 | 2009年5月30日 (土) 00時06分

はじめまして、服薬ケア研究会東京委員会の平田と申します。研究会の活動に興味をもっていただきありがとうございます。岡村会頭を中心として薬剤師の在り方を日々考えています。その中のひとつとして薬剤師のためのPOSの考え方、を研究しているところです。
東京地区では来る8/2に例会を企画しています。九州から駆けつけてくれる仲間もいますのでよろしかったら一緒に勉強しましょう。
薬剤師の仕事は奥が深いですね。

投稿: 栃木県の平田 | 2009年6月 1日 (月) 14時48分

初めまして。神奈川で調剤薬局に勤める者です。私もこの研究会の例会に何度か参加させていただいた事があります。岡村先生のお話は、衝撃的な事ばかりで、例会が終わる頃には、頭の中がへとへとになってしまいます。しかしその「へとへと感」って快感なんですよね。
少しでも患者さんのためになるには、薬剤師はこのような勉強をして努力していかなければいけないな・・・と感じます。

今度、8月に東京で例会が企画されているようなので、ぜひ参加しようと考えています。

投稿: 神奈川の薬局薬剤師 | 2009年6月 2日 (火) 23時41分

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