2018年2月14日 (水)

2018年2月のコラム ~女性に使われるα1遮断薬~

2018年2月の薬局にソクラテスがやってきた
女性に使われるα1遮断薬エブランチル
BPHに使われる
α1遮断薬とどう違うのか?

【第84回】


 お薬手帳でよく見かけるこの処方。記事は内容的にはちょいネタです。

 日常では、サブタイプ非選択的α1遮断薬による起立性低血圧などの転倒リスクを考慮した服薬指導を行っています。
 

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2018年1月29日 (月)

2018年1月のコラム ~抗ヒスタミン薬のもう一つの薬理作用~

2018年1月の薬局にソクラテスがやってきた
抗ヒスタミン薬について
銘柄ではなく薬理作用、もう一つの薬理作用について

【第83回】


 特発性の蕁麻疹の再発予防において、あるいは花粉症の初期療法において、どうして抗ヒスタミン薬は有効なのだろうか?

 リガンドであるヒスタミンがない、そんな状態で、アンタゴニストである抗ヒスタミン薬が再発・予防効果を示す理由。薬理的な解明に納得です。

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2018年1月24日 (水)

「第14回次世代創薬研究者養成塾」のご案内

熊薬H10卒の3人が登壇します。
2018年第1弾! 今週末、熊本大学薬学部です。
卒後20年か・・・。

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2018年1月19日 (金)

Partner 2018 Vol.14 に掲載されました

2018年1月のPartner Vol.14(MSD発行)に掲載されました。
Partner No.36だそうです。
薬歴、思考ノート、RS会などの内容が紹介されています。

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2017年12月29日 (金)

「薬局にソクラテスがやってきた」2017年記事一覧

2017年のブログ納めはソクラテスのアーカイブ。
日経DIO連載中の「薬局にソクラテスがやってきた」2017年記事一覧

 今年もブログ納めは、2017年DIO記事のアーカイブです。このまとめ記事も4回目で、コラム連載も丸4年。また、3月には『薬局で使える実践薬学』を発刊することもできました。読者の皆様の応援に感謝しております。

山本雄一郎の「薬局にソクラテスがやってきた」2017年記事一覧


 以上、10本のご紹介でした。

 3月の書籍発刊以降、講演活動など順調に自分の活動を進めていましたが、その後、僕の環境が一変していまい、講演活動は中止、連載もペースダウンの状況ですが、なんとか折り合いをつけていければと思っています。 

 また、以前からお約束をしていました沖縄青年薬剤師会様は日程が決まり次第、兵庫医療大学様は予定通りにお話させて頂きますので、よろしくお願いいたします。その他、新規でのご依頼は現在受けつけておりません。申し訳ございません。

 来年はまた別の報告もできる予定ですので、来年もよろしくお願いいたします。

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2017年12月26日 (火)

2017年12月のコラム ~RMPについて~

2017年12月の薬局にソクラテスがやってきた
今回はRMPについて
素材はまたもやAMNV

【第82回】


 RMP(医薬品リスク管理計画)が新薬に必要な理由とは? 新薬を勉強する際にはぜひ押さえておきたい情報です。新薬勉強会などでは手元に置いておきましょう。

 記事で紹介した薬事日報の「MR認定センター設立20周年特集」(2017年12月11日掲載)もぜひご覧ください。

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2017年11月27日 (月)

2017年11月のコラム ~AMNVのコラム2連発~

2017年11月の薬局にソクラテスがやってきた
AMNVの話題2連発!
10月末の台風でぽっかり空いたスケジュールを活かしました(^^)v

【第80回】


 AMNVは既存薬とどう違うのか、を切り口に特徴を3つ紹介しています。構造、動態、作用機序、相互作用と薬学てんこ盛りです。


【第81回】


 NAG 及び尿中 α1-MG の記載は何を意味しているのか? これがわかないと添付文書を見ても不安を煽るだけの結果になってしまいます。現時点ではどうなのか、今後どういう点をみていこうとしているのか。そういったことを区別して理解する必要があると思います。

 記事の中で使用した平田教授の書籍はこちら(腎機能に応じた投与戦略)。

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2017年11月13日 (月)

『実践薬学』第5刷決定と著者インタビュー

『薬局で使える実践薬学』第5刷決定です!
日経DI 11月号にインタビューチラシが同封されてます。

【『実践薬学』著者インタビュー】

 おかげさまで『薬局で使える実践薬学』、11月17日に第5刷が発行となります。ありがとうございます。
 
 累計10,000冊を超えたということで、著者インタビューをしていただきました。今月の日経DI 11月号にチラシが同封されています。ぜひ、ご覧ください。
*年末までに取材3件アップ予定 第1弾!
 

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2017年11月 8日 (水)

日経DIクイズ19発売

日経DIクイズ19発売です。
今回はアップル薬局から3名が執筆です。いや、4名でした(笑)

【日経DIクイズ19】

Q08) シクレスト舌下投与後の飲食不可時間
Q14) 便秘薬リンゼス服用時の注意点
Q53) 新たに抗凝固薬が処方された高血圧患者

 製剤、薬理、病態とバランスよく3問です。

 アップル薬局の曽我からは
     Q01) セフゾン服用後に緑色便が出た乳児
 
 同じく橋口からは
    Q15) 強力ポステリザン軟膏を「強い薬」と気にする患者

 

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2017年10月22日 (日)

「沖縄県薬剤師会青年部会にソクラテスがやってきた」中止(延期)のお知らせ

<10月26日更新>
台風22号のため、講演会は中止(延期)となりました。
今のうちに対策を講じ、どうぞお気をつけください。

聴講希望者が70名を超えていたとのこと、本当にありがとうございます。
また、日程を調整しまして、伺いますので、よろしくお願いいたします。

山本雄一郎
講演のご案内。
今年度、お約束した分のラストです!
現在、講演活動はお受けしていませんm(__)m

【沖縄県薬剤師会青年部会講演会

 「沖縄県薬剤師会青年部会にソクラテスがやってきた
  ~最高の患者ケアを目指す薬歴とひのくにノ薬局薬剤師の勉強法~」

日時:2017年 10月29日 (日) 13:00~14:30   
場所:沖縄県薬剤師会館

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 今年度、ラストの講演は薬歴と勉強法についてです。もう、来週ですね。沖縄の皆様、よろしくお願いいたします。前夜には情報交換会もあります。飲み過ぎないようにせねば(^-^;
   
 

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2017年10月15日 (日)

日薬ブランチセミナー X 推薦の言葉 X 書評

日薬ブランチセミナーへのご参加ありがとうございました(≧◇≦)
重いのに『実践薬学』をご購入いただいた方も感謝です。
書評、推薦の言葉を書かさせていただきました!

【日薬ブランチセミナー】

Bs1

 当日受付にも長蛇の列だったようです。登壇して、会場を見渡したら、思わず声が出るほどの盛況ぶりでした。感謝感謝です。

Bs2

 笹島先生よりプロフェッショナルについてのお話と日経DIクイズも変わっていくべきという提案がありました。深く頷くばかりです。僕は高齢者の心房細動を題材(元ネタはこちら)に日経DIクイズの裏側とその先のお話をさせていただきました。

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(セミナー終了後、笹島先生と佐原編集長と一緒に)

【薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100】

 FIZZを運営する児島先生、渾身の1冊。推薦の言葉を書かせていただきました(こちら)。

 お薬Q&Aはわかりやすいんです。これがさらにパワーアップ。しかし、この本もかなりのページ数ですね(^-^;
 

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 (日薬大会書店コーナーにて、児島先生と)

【医師ともっと話せるようになるための 基本的臨床医学知識】

 こちらは書評を書かせていただきました。一言でいうと、「医師の言葉のノリがわかるようになるニュータイプ書籍」です。南山堂の薬局9月号に掲載になっています。

 

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2017年10月 1日 (日)

ブログ再開! <お知らせ>

気付けば10月! ブログ再開!!
お知らせをいくつか。
アップル薬局のロゴは青リンゴなんです(≧◇≦)

【アップル薬局のホームページが新しくなりました!】

Photo

 こちらからどうぞ。

 中途採用は終了しました。ご応募ありがとうございました。

 新卒採用は継続しています。来年度は2名予定(内1名は内定)です。再来年も2名を予定していますので、お早めにご相談ください。

【『薬局で使える実践薬学』のダウンロード販売】

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 M2PLUSにて『薬局で使える実践薬学』のダウンロード販売が始まりました(こちら)。

 ページ構成は書籍そのままで、目次リンクはもちろん、引用論文や図、参照ページへのリンクも充実しており、とても便利に仕上がっています。

【日薬ブランチセミナー】

Bs

 いよいよ来週に迫ってきました。第50回日本薬剤師会学術大会。

 ブランチセミナー2「日経DIクイズで学ぼう!
             ~あのクイズ出題者がリアルに解説します~」

 笹島勝先生と一緒にお話します。なんでも10分も持たずに満席になったとか!
ありがとうございます(≧◇≦) 皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

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2017年8月15日 (火)

日経DIOコラム(1/1~8/8)閲覧ランキング

【DI Online 2017年1月1日~8月8日の閲覧ランキング TOP100】

第3位 ビラノアとアレグラに共通する相互作用とは?

第6位 ホクナリンテープ、後発品が適さないのは誰?
 
 トップ10に2本ランクインしていました。ありがとうございます。今日の編集部のおすすめは「薬局にソクラテスがやってきた」尽くしです。よろしければ、ご覧ください。

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2017年8月 7日 (月)

2017年8月のコラム ~OIC治療新薬について~

2017年8月の薬局にソクラテスがやってきた
スインプロイク錠(ナルデメジン)
OIC治療の新薬登場!

【第79回】


 1日1回経口投与する、となっていますが、初回服用時はどのくらいで効果が出るかをモニタリングできるようにしたほうが良さそうです。効果発現は数時間と割と早い印象です。ちゃんと毎日服用しても、効果が持続するかどうかは症例によって差があるようです。

 新薬が登場しても、依然、OICのコントロールは難しいのでしょうね。

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2017年7月28日 (金)

テグレトールによる聴覚異常

医師・薬剤師向けのサイト「安心処方infobox」
“聴覚異常”を検索する

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 サーチ実践例を更新しました。今回は副作用サーチの“人体から検索”を使ってみました。

 テグレトールによる聴覚異常の特徴

 ① 4~42歳の女性に多く、男性の約2倍
  ② 音楽に接する機会の有無(職業や趣味)に左右される
  ③ 疾患特異性はない
  ④ 投与後数時間から2週間以内に出現する
  ⑤ 音感(音高)と音名を一致させられる、いわゆる絶対語感を持つ人が不快に感じやすい
  ⑥ 服用を中止・減量すれば数日から数週間以内に回復する可能性が高い

 (日経DIクイズ 精神・神経疾患篇 [ 日経ドラッグインフォメーション ] P. 204より)

 今回のような聴覚異常はフラベリックでも経験があります。そのときはどう検索しようかと迷ったのを覚えています。

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2017年7月21日 (金)

Dear Pharmacist 2017年夏号に掲載されました

Meiji Seika ファルマ(株)の薬剤師向け情報誌
Dear Pharmacist 2017年 夏号に掲載されました。
「十年後のワタシ」


【Dear Pharmacist 2017年夏号

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 特集は相撲協会の八角理事長ですね。
「基本の重要さを体得するまでは、とにかく続けることが重要です」


十年後のワタシ】

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 「十年後のワタシ」というコーナーの第一弾に取り上げていただきました。明治製菓ファルマのMRさんからゲットしてください。

 じつはDear Pharmacistに登場するのは今回で二回目。前回は2011年、匿名時代のものでした(こちら)。懐かしい。
   
 

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2017年7月 7日 (金)

今後の講演会のご案内と講演活動終了のお知らせ

7・8月の講演会のご案内。
その後の講演と講演活動終了のお知らせ。

【第3回日本医薬品安全性学会学術大会

教育講演3 「薬理学視点から考える副作用と相互作用」

日時:2017年 7月22日 (日) 17:30~18:30   
場所:メルパルク熊本 第1会場
(大会HPはこちら

*ひさしぶりの学術ネタ60分です。内容はここだけの予定のものです。お楽しみに。


平成29年度 第1回 門真市薬剤師会生涯教育講習会】
 
門真市薬剤師会にソクラテスがやってきた
    演題1)「最高の患者ケアのための薬歴とは 」
    演題2)「ソクラテスの薬局薬学エディット」
    演題3)「ひのくにノ薬局薬剤師の勉強法」

日時:2017年8月6日(日) 13:00~17:00
場所:ルミエールホール 3階 研修室 門真市末広町29-1 TEL 06-6908-5300
申し込み:7月 14 日(金) までに出欠を事務所までFAX(06-6907-2771)にてご連絡下さい。

*手違いにより、60分を3本もお話することになりました(^-^; 
お得感たっぷりですよ~。声がでなくなったらごめんなさい。
 

【今後の講演活動について】
 
10月29日(日)、沖縄県薬剤師会様で講演を予定しています。詳細はまた後日。

 オープンになっている今年の講演は以上になります。たくさんの薬剤師会様や企業ならびに団体様からも講演オファーを頂きました。たいへん感謝していますし光栄です。しかし、イチ薬剤師の個人活動のキャパを大きく超えてしまいました。ということで、すべてのオファーを断らさせて頂いています。また、来年度に講演活動を再開した折に、まだ需要があるようでしたら、よろしくお願いいたします。
   
 

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2017年7月 6日 (木)

祝・紀伊國屋書店 第1位(6/10 医学・看護)!

薬局にソクラテスがやってきた」を書籍化した『実践薬学』
祝・紀伊國屋書店 第1位(6/10 医学・看護)!
ありがとうございます!!!!

Photo

*7月5日(一部6日)の読売新聞での広告記事です。
 



Kindle版はこちら
 

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2017年7月 4日 (火)

2017年7月のコラム ~口腔内崩壊錠について~

2017年7月の薬局にソクラテスがやってきた
エチゾラムとシクレスト
湿性錠とザイディス

【第78回】


 日経DIクイズ疾患シリーズ第2弾! 精神・神経疾患篇。僕も2題だけ出題しています。といっても記事で紹介した通り、製剤学的ネタなんですけど…。湿性錠は知っておくと役に立ちますよ。

 

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2017年6月30日 (金)

セファドールを漫然服用する患者

患者は不安だから薬を続けたい。
薬剤師は副作用や病態の悪化が気になる。
患者にそれらを提示することで自己決定を促す。

CASE 189

女性 80歳 

他科受診:なし  併用薬:なし  

定期処方
Rp1) カンデサルタン錠8mg 1錠
    ドネペジルOD錠5mg     1錠  朝食後  21日分

Rp2) 酸化マグネシウム錠330mg  3錠   
      セファドール錠25mg              3錠 分3 毎食後 21日分

Rp3) ステーブラOD錠0.1mg 1錠
         プルゼニド錠12mg       2錠  就寝前  21日分

患者・薬歴からの情報:
① ここ最近、ガムを噛むようになった→「口がカラカラ」
② めまいはもう感じないし、医師もめまいの薬はやめても構わないと言ってくれているが不安なので続けている
③ セファドールは半年前から。追加になってMgOのドーズがアップ
④ セファドールが追加になる前、認知症を考慮し、ベシケアからベタニスへ変更になるも、動悸が発現し、ステーブラの就寝前1回投与となっている(夜間頻尿)。

□CASE 189の薬歴
#1 セファドール服用によるリスクと中断による不安をてんびんにかけてもらう
 S) めまいはもう感じないし、先生もめまいの薬はやめても構わないと言ってくれているが不安なので続けている
 O)  口がカラカラでガムを噛んでいる。
   セファドール追加後にMgOのドーズ↑、認知症治療中
 A)  セファドール継続のリスクを提示して、中断を決断してもらおう
 P) セファドールは口渇、便秘悪化の原因で、認知症にも悪影響が考えられる。
 R) そーなの? 先生もやめていいって言ってるし、一度試してみるわ。
 
□解説
 軽度認知症にてドネペジルを服用中の患者。こういう患者には抗コリン作用のある薬剤は気になるもの。認知機能の低下には、単剤の抗コリン作用の強弱だけではなく、併用薬の総コリン負荷が関与することになる。そして、特に高齢者では、抗コリン作用による副作用が生じやすい。

 過去にも抗コリン薬による認知症の悪化を懸念して、ベシケアをベタニスへと変更したがうまくいかず、現在はステーブラの就寝前1回投与にてリスクの軽減を図っている。

 そこにセファドールがオンになる。今回はガムを噛むようになった患者の変化にて口渇にまずは気づいた(もっと早く気付けただろうに・・・)。セファドールは昔から口渇が出やすい薬剤として有名だが、今では認知症の悪化も気になるところだ。漫然投与は控えたい。医師も中止を提案しているが、患者の不安がそれを拒んでいる。

 そこで、セファドールの漫然投与によるリスクとセファドールを飲まないことによるリスク(不安)をてんびんにかけてもらうことにした。
 
□考察
 セファドールの漫然投与。もう何ヶ月もめまいなんてない。そして副作用と思われる症状も出ている。だったら、一度中止してみるとよい。僕はこういったことを平気で口にする。

 もちろん、薬の副作用、それがイコール薬剤の中止ではない、ということは重々承知している。それを許容しながら継続することもよくあることだ。患者の不安もその一つなのだろう。だが、そういった理由ならば、リスクを抱えたままに延々と続けるわけにはいかないだろう。

 そんなことをすると医師に怒られる? そう、怒られるかもしれない。でも、怒られればいいじゃない、とも思う。それは医師とコンタクトを取れるようになる機会となるかもしれないのだから。MR時代、僕をかわいがってくれた医師は僕をよく指導してくれた。最初はそう、怒られた(笑)。

 医師に怒られたって、患者の容態が悪くなるわけでもないし、薬剤師のライセンスがなくなるわけでもない。怒られることに過剰に反応する必要はない。怒られたら、謝まりに行こう。その行為が医師の処方を変えることになるかもしれないのだから。

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2017年6月23日 (金)

『薬局で使える実践薬学』第4刷発行となりました!

『実践薬学』愛してくれてありがとうございます!
6月15日に第4刷発行となりました。
合計10,000冊突破です(≧◇≦)


Kindle版はこちら
 

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2017年6月16日 (金)

第3回日本医薬品安全性学会学術大会の事前参加登録受付期間延長のお知らせ

“第3回日本医薬品安全性学会・学術大会 in熊本”のご案内
事前参加登録の期日が延長になりました。6月21日(水)まで!
詳細パンフレットもあります。迷っている方はぜひ!

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□ 事前参加登録はこちら (6月21日まで)

□ 詳細パンフレットはこちらからダウンロードできます。



Kindle版はこちら
 

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2017年6月15日 (木)

2017年6月のコラム ~トラムセットによる吐き気・嘔吐について~

2017年6月の薬局にソクラテスがやってきた
トラムセット処方時に併用される制吐薬
トラマドールの薬効分類

【第77回】


 こういったプリンペランの漫然投与、お薬手帳でよく見かけます。症状があるならまだしも最初から吐き気なんて一切ない、という方の方が多いくらいで・・・。みなさん、ガンガン疑義照会をしていきましょう! 

 「疑義照会しても変わらないんです!」。処方医が聞いてくれなくても、薬剤師の見解を患者に伝えておいて、患者に行動を促せばいいんです。


 さて、6月10日に行われました『実践薬学』出版記念講演会(@福岡)には、たくさんの先生方にお集まり頂き、感謝感謝です。おかげさまで、まだまだがんばっていけそうです。今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m
 

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2017年6月 2日 (金)

2017年5月のコラム ~ツロブテロールテープの吸収律速は?~

2017年5月の薬局にソクラテスがやってきた
ブランドとジェネリックの製剤学的な違い。
医薬品安全性学会の事前参加登録は6月9日21日まで!

【第76回】


 今回のコラムはよく知られた内容で、新しい話題でもありません。確かに小児科の門前薬局ではホクナリンテープのジェネリックを採用していないところが多いようにも感じます。一般名処方にも関わらず、製剤学的理由からブランドを処方する。薬剤師の矜持が垣間見れます。かっこいいと思います。

 さて、コラムで紹介した澤田先生が熊本にやってきます。さらに菅野先生に、宇野先生に、古久保先生。もちろん、平田先生率いる熊本メンバーも演者にて登場。ぜひ、7月は熊本においでください。今年は暑くなりそうです。

 

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学会HPはこちら (事前参加登録受付は6月9日(金)21日(水)まで)



Kindle版はこちら
 

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2017年5月31日 (水)

薬歴は「つける」もの? 「書く」もの?

「ものごとだけでは、じきに沈んでしまう。<ことば>になることで、文章は羽根をつける。四方に飛び散っていくのだ。思考もひろいところへ出ていくのだ」(P. 150)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

日記をつける [ 荒川洋治 ]
価格:928円(税込、送料無料) (2017/5/31時点)


 週末は札幌と空知で講演予定。用意も含めてアウトプットが続くと、無性にインプットがしたくなる。僕にとってインプットとは活字を読むこと。それも仕事に関係がないほうがバランスが取れる傾向にある。

 積読をごそごそすると、荒川洋治の『日記をつける』が目に留まる。日記というものは41年生きてきて一度も経験がないし、しようと思ったことすらない。なぜ、この積読の山にあったのかというと、荒川洋治の本で文庫本だったから。他に思い当たるフシはない。だいたい昨日の僕が今日の僕と同じである保証はないわけで、そんなことがあってもなんら不思議ではないし、むしろこの本が今の僕には必要なのかもしれない、と思わせるのには十分だった。


日記に文字を記すことを「日記をつける」という。「日記を書く」でもいいが、「つける」を多く使う。
 「書く」は、書いた文字がそのときだけそこにあればいいという、どちらかというとそういうものであるのに対し、「つける」は、しるしをつける、しみをつける、がそうであるように、あとあとまで残す感じがある。いつまでも残るように記すこと。これが「つける」なのだと思う。だから日記は「つける」のだ。
 また「つける」は、あとから見てもわかりやすいように、決まったスペースがあると、力を発揮する。(中略)「書く」は形式を選ばないが、「つける」はかたちをもつ。それも残すためである。

(荒川洋治『日記をつける』岩波現代文庫 P. 44-45)

 週末の講演の一つは薬歴の話なのだが、SOAPという形式をもつ薬歴は、当然、“あとから見てもわかりやすいように”残すものである。それは患者のためであり、教育のツールでもある。それはさておき、僕は薬歴を「つける」と表現しているだろうか。はたまた「書く」であろうか。

 「薬歴書き」とはこれ残業問題にてよく使う言葉で、なるほどそれは“そのときだけそこにあればいい”ような表現のようにも思える。対して、患者を思い、必要な情報を薬歴に残すときには、「それ、ちゃんと薬歴につけておこう」なんて言ったりもする。

 さて、今日の薬歴を「つける」のか「書く」のか。それは形式ではなく、仕事に対する姿勢がそう表現させているのだろう。
 

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2017年5月26日 (金)

安心処方infobox サーチ実践例2016年度監修記事

医師・薬剤師向けのサイト「安心処方infobox」
2016年度の監修記事一覧

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【サーチ実践例(副作用)】

【サーチ実践例(添付文書)】

【サーチ実践例(相互作用)】

【サーチ実践例(薬効)】

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2017年5月19日 (金)

アップル薬局で働きませんか? リアル“ソクラテス会”に参加しよう!

僕が所属する(有)アップル薬局が阪神調剤HDの傘下に入りました(こちら)。

業務拡大を見据え、薬剤師を大募集です!

従来、欠員が出たときの中途採用だけの採用でしたが、以下の通りに採用を検討しています。グループメリットを活かし、充実した阪神調剤HDの研修制度を利用し、さらに現地ではリアル“ソクラテス会”を実施します。

興味のある方は本ブログのコメントよりご応募ください(内容は表示されませんので、ご安心ください)。
たくさんのご応募をお待ちしております(*^-^*)

【採用予定枠】

2017年中途採用: 大津店 正社員1名
             白山店(夏~秋完成予定) 正社員1名
2018年4月:新卒2名
2019年4月:新卒2名
2020年4月:新卒2名

を予定しています。
よろしくお願いいたします。

阪神調剤HDグループ (有)アップル薬局 山本雄一郎

*採用ならびに内定者には、当社より『薬局で使える 実践薬学』をサイン入りで進呈いたします(^^)v
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

薬局で使える実践薬学 [ 山本 雄一郎 ]
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2017年5月18日 (木)

日経DI5月号のDIクイズ5を担当しました

5月号のDIクイズ5を担当しました。
リンゼスの箱ってでかいね(笑)

Di


 続きは本誌で。
 

 補足を2点。まずリンゼスの適応。現時点では「便秘型過敏性腸症候群」のみだが、現在「慢性便秘症」の適応取得にメーカーは動いており、近い将来、適応が追加になると思われる。

 次に薬価面。リンゼス(92.4円)の1日薬価は184.8円。これはアミティーザ(161.1円)の1日薬価の322.2円に比べると安い。あくまでも同じ粘膜上皮機能変容薬のアミティーザと比べれば・・・。機械性下剤の酸化マグネシウム(マグミット錠330mg1錠の薬価は5.6円)との併用は可能なので、併用することで粘膜上皮機能変容薬の用量を減らせるのなら、それもよいだろう。

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2017年5月12日 (金)

5月、6月の講演会のご案内

5月は広島にて勉強法の、
6月は空知にて薬歴の講演会。
そして、福岡にて出版記念講演会!


【広島青年薬剤師会 定例勉強会】

2017年 5月21日 (日) 10:00~11:30   
場所:広島県薬剤師會舘 4階ホール
主催:広島県青年薬剤師会 

テーマ:「広島青年薬剤師会」にソクラテスがやってきた ~ひのくにノ薬局薬剤師の勉強法と『実践薬学』への軌跡~

 ブログやコラムを通じてお受けする質問の多くが「どうやって勉強しているのか」に集約されます。これに対して、こうやればいい、というような万能な答えを持ち合わせていない僕はいつも困ってしまいます。それは一口で語れるようなものではないからです。僕の10年の活動を通して、受け手の皆さまが何かしらを感じていただくしかない。僕はそう思っています。そこで、「広島青年薬剤師会」にソクラテスがやってきた~ひのくにノ薬局薬剤師の勉強法と『実践薬学』への軌跡~と題し、僕の10年を詳細に公開したいと思います。

参加費:青年薬剤師会会員:無料 非会員:2000円
     学生無料(社会人入学の方は除きます)

青年薬剤師会の勉強会は会員・非会員を問わずご参加頂けます。
また、参加に年齢制限はございません。
申し込みは不要です。ご興味ある方は是非ご参加ください。
問い合わせ先:広島県青年薬剤師会 学術委員会
*前夜祭もありますよ~


【(北海道)空知薬剤師会】

2017年 6月4日 (日) 13:00~14:30   
場所:岩見沢自治体ネットワークマルチメディアホール
主催:空知薬剤師会 

テーマ:「空知」にソクラテスがやってきた ~最高の患者ケアを目指す薬歴とは~

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【(満員御礼)『実践薬学』出版記念講演会】
 
 6月10日(土)、福岡にて“実践薬学出版記念講演会”を行います(こちら)。
 (講演会ならびに懇親会ともに満席とのことです。ありがとうございます)

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 17時半から18時までの30分がサイン会、18時から19時までが雄一郎先生の講演、19時から20時までが参加者の先生方による七分間のショートプレゼン&時間があればパネルディスカッション、20時過ぎには全体写真撮影の予定です。

参加費は1人200円です^_^(100円玉二枚用意を)

記念講演に華を添えるショートプレゼンのスピーカーは

大分県 伊藤裕子先生

鹿児島県 原崎大作先生

福岡県 坂井美千子先生

長崎県 田中秀和先生

兵庫県 児島悠史先生

福岡県 中村守男先生

です。さらに、あの方が挨拶をしてくれる予定!

乞うご期待(*⁰▿⁰*)

   
 

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2017年5月 7日 (日)

「深い」テーマ設定をするためにはどうすればよいのか?

「無限の可能性のなかでは、何もできない。行為には有限性が必要である。(中略)有限性とつきあいながら、自由になる。」(P. 24-25)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

勉強の哲学 来たるべきバカのために [ 千葉 雅也 ]
価格:1512円(税込、送料無料) (2017/5/5時点)


 最近、講演やインタビューでじぶんの活動をふりかえる機会が多くなった。意識的に活動をはじめて10年目になる。節目の年だし、ちょうどいいと言えばちょうどいい。先月、東北に初上陸した。うん、遠い。おかげで読書が進む。旅のお供は重いのがイヤだから、文庫本と決めているのだが、ふらっと寄った本屋で本書を手に取った。こういう出会いがあるからリアルな本屋は大事にしないといけない。

 ということで、重い単行本を抱えて新幹線に乗ることになった。「勉強とは変身である」。では、どうやって変身するのか、を本書はユニークに語っている。ノート術や書く技術などは、じぶんがやっていることを再認識させてくれた。そして、本書でいちばん腑に落ちたのがここだ。

 自分の状況は、大きな構造的問題のなかにあり、自分一人の問題ではない、というメタな認識をもつことが、勉強を深めるのに必須である。(中略)労働とは何か? グローバル資本主義とは何か? 「働かざる者食うべからず」というのは、なぜそうなってしまっているのか? このように、自分の現状や興味を大きなスケールの抽象的な問題につなぐのが、勉強の「深い」テーマ設定なのです。そこから、クリエイティブな生き方が芽吹いてくる。

(千葉雅也『勉強の哲学 来たるべきバカのために』文藝春秋 P. 127-128)


 これだ。僕がこのブログを始めたときに、もちろん意識はしていなかったけど、一人の後輩の問題を構造的な問題、より大きなスケールの抽象的な問題として捉えることができたのだ。経験の乏しい薬剤師が引継もなく、いきなり管理薬剤師&一人薬剤師。こういうことが日本中で起きている。だから、薬剤師という職能全体の技術が上がっていかない。みんなイチから始めないといけない。

 こういう構造的・抽象的な問題に対してアプローチしようとした結果として、このブログは生まれている。そう、志は、志だけは高いのだった。
 

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2017年4月21日 (金)

『薬局で使える実践薬学』レビュー その3と第3刷決定のご報告

通称、鈍器。
『薬局で使える実践薬学』レビュー第3弾です!
そして、第3刷決定しました。4月末発行です。


【青島周一先生レビュー】


 青島先生はこのレビューをアップする前に、Twitterでこう呟いている。

 エディタの意味がわかったな。僕もたぶん同じ。エディタなんだよね。ブロガーって多分そう。ブログ書いてるとわかるわ〜。

 そう、僕らはエディタなんだ。僕は薬局薬学のエディタを志し、活動を始めた。9年になる。情報の海から、ある意図を持って、情報を取捨選択をしていく。一つひとつの情報よりも、その活動を通して、メタ情報的なものを伝えたい、と活動を続けている。

 「知識」というのは、ここまで学べばいい、というような到達点があらかじめ分かる仕方で設定されていない。だからこそ、学び続けることとの大切さ、面白さを知る必要がある。情報をエディットし、テクストを知識として提供すること、そこにはある種のエンターテインメント性が求められる。

 青島さんのレビューから、カッコいい文章を引用する。僕の意図するものはほぼここに集約されていると言っていい。閉塞感を感じるようでは、エンターテインメント性なんて発揮しようがない。

 僕は受けたパスを次につながないといけない。僕の、僕らのやり方で。僕はそうやって生きてきたし、これからも生きていくつもりだ。


Kindle版はこちら

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2017年4月14日 (金)

“臨床教授”の称号を頂きました!

2017年4月、母校より
熊本大学薬学部臨床教授及び熊本大学大学院薬学教育部臨床教授の称号を与えらえました!!


 後輩の教育に直接関与できる機会はそうそうないので楽しみです。また、身の引き締まる思いでもあります。

111 <学部長室にて、甲斐学部長と>

 ついでに大学生協にも寄ってきました。『実践薬学』がPOP付きで置いてあって、感謝感謝です。学生さんにもぜひ手に取って頂けたらと思っています。

222 

↓↓第2刷が店頭に並んでます!!


Kindle版も出ました→こちら

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2017年4月 6日 (木)

2017年4月のコラム ~OD錠の利点~

2017年4月の薬局にソクラテスがやってきた
嚥下とハンドリング。
OD錠の利点とは?

【第75回】


 製剤学的なコラム。関連の薬歴公開は、CASE 122:ハンドリング問題を解決するジェネリック(2012年7月27日)です。

 OD錠の利点はハンドリングと嚥下の問題だけにとどまりません。最大のそれは味やニオイのマスクででしょう。患者さんがどのように服用しているかを把握し、適切にOD錠を提案する。そういったことは薬剤師にしかできないように思います。

 また、嚥下の悪い患者に対し、OD錠を選択する。そのこと自体はたいへんグッドです。が、そのあとに続く服薬指導で間違わないようにしたい。「水なしで飲めます」とは言ってはいけない。嚥下の悪い患者にとって、水なしで服用するOD錠は、のどに張り付いてしまいます。OD錠は「少量の水で飲みやすくなっています」くらいの紹介でとどめておくべきでしょう。


Kindle版はこちら
 

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2017年4月 2日 (日)

4月の講演会のご案内

八戸薬剤師会にて薬歴の講演会
そして、今後の予定!


【八戸薬剤師会】

 八戸薬剤師会にて薬歴を中心とした講演を行います(こちら)。お近くの方はどうぞお越しください。

<申し込み方法>

八戸薬剤師会会員は、八戸薬剤師会ホームページより参加申込書をダウンロードし、八戸薬剤師会事務局メール(gimk02@vc.hi-net.ne.jp)またはFAX(0178-45-0941)にてお申込みください。

八戸薬剤師会会員以外は、
薬局名とお名前を、八戸薬剤師会事務局メール(gimk02@vc.hi-net.ne.jp)またはFAX(0178-45-0941)にてお申込みください。
(締切 4 月 10 日)

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【今後の講演会の予定】

 5月21日:広島

 6月4日:南空知薬剤師会
 
 6月10日:福岡にて“実践薬学出版記念講演会”を行います(こちら

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2017年3月24日 (金)

『薬局で使える実践薬学』レビュー その2

通称、鈍器。
『薬局で使える実践薬学』
おかげさまで第2刷、Kindle版出ます。


【主婦薬剤師目線レビュー】


 主婦薬剤師みやQさんによる『実践薬学』レビュー。なかでも最も説得力のある言葉は「子供は親の言うことを聞きません、親そっくりの子になります」これ、まさにその通りですね(≧◇≦)

【若手薬剤師さんからのレビュー? チラシ?】

 応援してくださっている読者さんから、レビュー&チラシを頂きました。ありがとうございますm(__)m

Photo

 *3月末に第2刷発行します。



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2017年3月22日 (水)

2017年3月のコラム ~新薬ビラノアの考察~

2017年3月の薬局にソクラテスがやってきた
新薬ビラノアのドラッグキャラクター
そして相互作用

【第74回】


 日経DIクイズでビラノアを書こうと思ったのですが、すでに先を越されていましたので、こちらへ。コラムは“かもしれない”で書けるから、クイズより楽しい。

 ビラノアの最大の特徴は、その動態的な特徴である立ち上がりの速さとTmaxの高さにあるのでは、と個人的には考えています(Tmaxはきっと高すぎるくらいあるのでは?)。そして、有効血中濃度はかなり低い濃度にあると推察されます(具体的な数値はわかりません)。たぶん半量でも、立ち上がりがにぶくなるものの、ある程度の効果はきっとあるのでしょう。


Kindle版も出ました→こちら
 

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2017年3月10日 (金)

『薬局で使える実践薬学』レビュー その1

通称、鈍器。
『薬局で使える実践薬学』
推薦の言葉、レビュー、メッセありがとうございます。


【発刊記念インタビュー】


 推薦の言葉はあの川添哲嗣先生です。“これぞ「実践薬学」といえる1冊”という最高の賛辞を頂きました。

【薬局のオモテとウラ】


 熊谷兄貴がいち早くレビューを書いてくれました。鈍器の様子がよくわかります。そして、僕が目指しているものも。

【Twitter】

 #実践薬学 ハッシュタグまでできてて感謝です!

【3月9日23:27】

 実践薬学が最大瞬間風速を観測。今日の治療薬を(一瞬でしょうけど)超えました!

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2017年3月 6日 (月)

3月11日(土)薬学系キャリア講演会のご案内

本日決定
「薬学系キャリア講演会」のご案内
今週土曜日に開催!はやっ


【薬学系キャリア講演会】

 初耳? そう僕も初耳です。本日決定しました。ということでまったく周知されていません。ネットのみでのご案内です。僕はこれから僕自身の人生を振り返ります。言いたいことははっきりしてますので、あとはディテールの問題です。今週末までに。。。

 本講演は熊大薬学部の若手人材向けの講演会ですが、どなたでも参加可能だそうです。どうぞお時間のある方はお越しください。

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2017年3月 3日 (金)

3月の講演会のご案内

学術講演会と出版記念講演
大分と鹿児島
まずは九州から


【佐伯市薬剤師会学術講演会】

 佐伯市薬剤師会にて薬歴の書き方と勉強法について紹介させていただきます(こちら)。座長の先生はケンシロウに似ているとか。。。

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【薬局で使える実践薬学出版記念・みなみの薬局開局記念講演】

 ダブル記念にて、講演を行います。こちらはFBのみの案内(こちら)で、すでに満席御礼状態ですが、主催者である原崎先生に頼めば何とかなるとかならないとか。。。

 会場:CHÁHO shimodozono
    (〒890-0053 鹿児島県 鹿児島市中央町11−1)
 参加費:1500円(ワンドリンク)+懇親会3500円


 主催:アリオス株式会社・株式会社はらさきや・みなみの株式会社


 あの日経DIでおなじみの山本雄一郞先生がとうとう出版をされます。「ソクラテス」のあの話の裏話や伏線などいろんな話が・・・
また新規開局の「みなみの薬局」の全貌が明らかになるとかならないとか。


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2017年2月20日 (月)

2017年2月のコラム ~新キャラ登場と重大なお知らせ~

2017年2月の薬局にソクラテスがやってきた
ソクラテスの世界に新キャラ登場。
そして、重大なお知らせが!

【第73回】


 ユウさんは不在のため、ケンシロウ目線で展開しています。その相手は痔主グーさん。その世界では有名な人らしい。本人の許可を頂いての登場です。

 さて、ユウさんがダウンしてまで書き上げた作品は3月3日に発売です(ひな祭りに合わせた意味はありません)。Amazonでも予約受付中です。よろしくお願いします('◇')ゞ


 
 

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2017年2月17日 (金)

「幸福」を問うことにどんな意味があるのか?

「哲学とは・・・自説の正しさを疑いながら少しずつ考えをつないでいくものです」(P. 8)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

幸福はなぜ哲学の問題になるのか [ 青山 拓央 ]
価格:1728円(税込、送料無料) (2017/2/3時点)


 この書籍のタイトルは秀逸だ。そう、なぜ幸福は哲学の問題になるのか? その問いにどんな答えを提出したところで、批判を避けられないに違いない。そこで著者も、この問いを次のように問い直す。「なぜ私たちは他者の幸福論に対して、そうした反発心を抱きやすいのでしょうか」と。

 幸福論が反発を抱く一つの理由は、幸福と人生が直結しており、特定の幸福論を述べることが特定の生き方を規範化するからでしょう。つまり、語り手にその自覚がなくても、特定の幸福論を称揚することが他の幸福論を否定するものとして―先述の「啓蒙」として―受け止められるからでしょう。(P. 100)

 幸福について書かれたこの文章は、幸福を違う単語に置き換えても、それが人生に直結しているものであれば何にでも当てはまる。それが趣味や仕事、ライセンスでも。そして、その反発を受けるであろう言説は「~すべきである」と論じられる。そういう構造を呈している。それでは人は動かない。

 何事にも「適切な粗さ」というものがある。著者は漁に使う網の選別に例えてこう話す。

 網で何かを捕るときには、獲物に合わせて網の目の大きさを変えるべきであり、もっとも細かな目の網がつねにもっとも優れているわけではありません。重要なのは網の目の適切な「粗さ」であり、さまざまな経験を経て、倫理的知識を捉えるのに適切な「粗さ」を知ることが、いわゆる年の功なのです。(中略)もちろん、経験に裏付けられていれば乱暴な主張でもよい、というわけではありませんが、逆に、経験に裏付けられていない主張は実践的場面でしばしば網の目が細かすぎ、砂利まですくってしまいかねません。(P. 36-37)

 そう、僕ももう中年なのだから、少しは年の功なるものを発揮しないといけない。「『網の目』の適切な粗さは人生経験によって見極められる」のだから。

 ~すべきである、といった論調の話題は“重い”話であることが多い。よって、個人ではどうしようもない。今の生活を捨てなければ関与できそうにない。そして、変わるとも限らない。その選択は“強い一回性”を持ち、人生の方向を変えてしまう。だから、具体的な人生と直結してしまった幸福は、一般論では語り得ないわけだ。

 「軽さには軽さの役割があり、軽さが人生の大部分を作る」
 「自分には必要のないものがあると知る」
 「重い事実について考えることが、つねに重要とは限らない」

 こういったことが人生には必要であると言いながらも幸福について人は問わずにはいられない。例えば、人生が幸福であったと、人生のどの時点で決まるというのか、と。

 しかし、人生を作品として見るとして、それを時間的な物語性をもった作品と見るべき必然性はあるのでしょうか。人生を画廊のようなものとして見て、人生の個々の場面を、画廊のまったく別々の画のように鑑賞することは不可能でしょうか。もしそのようなことが可能なら、人生は無時間化された作品の集まりから成るのであり、人生のなかの一つの場面が、前後の物語の力を借りない輝きをもつことがあるでしょう。切り取られたある瞬間の場面が、人生の全体と関係なく――人生の一部としてではなく――まさにその瞬間にのみ存在する輝きを、じかに所有することが。(P. 189-190)

 人生の中に、人生の一部としてではない、人生の切片としての幸福や不幸、そういうものは確かにあるだろう。いまこの瞬間を大事に生きる、という意味でも素晴らしい指摘ではある。しかし、そうは簡単に割り切れまい。なぜなら幸福は具体的な人生と直結しているのだった。ゆえに、本当の幸福はどれなのか、といった議論に著者は加わらない。

 そして、「家族的類似性」という概念をきっかけに考えを深めていく。

 「幸福である」多くの事例を示すことは「幸福」の立派な説明であり、・・・そのすべてに共通する「幸福」の本質を見つける必要はないのだ、と。
 とはいえ、ただ「家族的類似性」と言うだけでは、ほとんど答えになっていないのは事実です。それは新鮮な概念であり物事の見方の力をもちますが、しかし、細部を埋めなければ強力すぎて役に立ちません。(中略)重要なのは、それが無意味な――適当に集められたのと変わらない――集まりではなく、有意味な集まりであることをどう説明するか・・・(P. 218-219)

 ということは結局、人生に意味を与えるのはじぶん自身、じぶんの経験やその他の事例といったものにどう説明をくわえるのか、ということになるのか? 

 そこで、幸福を立体構造として捉えていく。幸福とは「何か」、そして「なぜ」幸福になるべきなのか? さらに「なぜ」に「なぜ」をぶつけて位置づけていく。そうして、一階には「構成要素」、二階には「なぜAであるべきなのか」「なぜBであるべきなのか」、三階では「なぜ一方を優先するのか」という立体構造が出来上がる。ここで僕たちは常日頃、三階の「いま手の届く具体的なアイテムがつねに介在している」問いに対峙していることに気が付くことになる。

 そのうえであえてひとことで述べれば、幸福とは、先の立体構造における多数の「共振」の集合です。快楽だけでも欲求充足だけでも、そして客観的な人生のよさだけでも、幸福は得ることはできません。ある一つの行為選択が、立体構造の複数の問いに同時に答えること。つまり、一階における「何」の問いから、二階、三階での「なぜ」の問いまでもが、共振のもとで一挙に答えられること。幸福の基礎にはこれがあり、もし、それを積み重ねていけたなら、「幸福な人生」と呼んで差し支えないでしょう。(P. 248-249)

 それでも人は、あったであろう「他の諸可能性」と比べることで不幸となり得る。いま現に生きているこの世界だけが現実なのだ。その当たり前すぎることを認識できないとき、人はいわば「錯覚」を現実と捉え、共振を引き起こすことができないのだろう。
 

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2017年1月27日 (金)

2017年始動(講演会のご案内)!

2017年ブログ始動(やっと。なんとか1月中に。。。)
学会・講演会のご案内から。
本年もよろしくお願いいたします。

 
 さて、2017年最初のご案内は、7月22-23日に熊本で行われます「第3回日本医薬品安全性学会」です。僕も教育講演で登場しますが、その他のメンバーの豪華なこと、豪華なこと(僕も聴講に専念したかった・・・)。

Anzen3

 学術大会の特設サイト(事前参加など)はこちら

 また、個人的な講演活動も少しですが、今年も行います。現在決まっている予定は以下の通りです。お近くの方はぜひお越しください。よろしくお願いいたします。

 3月25日(土)19時~ 佐伯市薬剤師会(大分)

 4月16日(日)13時~ 八戸薬剤師会(青森)

 5月21日(日)10時~ 広島県青年薬剤師会(広島)

 6月 札幌予定

 7月22-23日  日本医薬品安全性学会(熊本)

 8月 大阪予定

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2016年12月30日 (金)

「薬局にソクラテスがやってきた」2016年記事一覧

2016年のブログ納めはソクラテスのアーカイブ。
日経DIO連載中の「薬局にソクラテスがやってきた」2016年記事一覧

 今年もブログ納めは、2016年DIO記事のアーカイブです。このまとめ記事も3回目で、コラム連載も丸3年。そろそろ潮時かとも考えていましたが、来年のスケジュールが入っているので、それが終わるまでは辞められません。もう少しお付き合いをお願いいたします。

山本雄一郎の「薬局にソクラテスがやってきた」2016年記事一覧


2016/1/13

2016/1/26


2016/2/24 

2016/3/8 

2016/3/18 

2016/4/5

2016/4/18 

2016/4/18 

2016/4/20

2016/4/22

2016/4/25

2016/4/27

2016/4/28

2016/5/18

2016/6/10

2016/7/1

2016/7/13 

2016/7/25

2016/8/2 

2016/8/9 

2016/8/30 

2016/9/13

2016/10/6 

2016/11/7 

2016/12/14 

 以上、26本のご紹介でした。

 毎週金曜日のブログは達成も、コラムは月2本というわけにはいきませんでした。総本数は例年よりも多いもののコラムペースは途中より意図的に落としました。来年も月1くらいでボチボチやっていこうかと思っています。 

 今年は熊本地震やらなんやらいろいろあって、考えさせられた1年になりました。全国からの応援や励ましのコメント、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

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2016年12月16日 (金)

2016年12月のコラム ~ベルソムラ錠10mgのなぜ~

2016年12月の薬局にソクラテスがやってきた
2016年12月15日、ベルソムラ錠10mg発売。
減量規格は一つのみ。

【第72回】


 

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 減量用の規格ができたのはいいこと。まあ、でも最初から必要なのはわかっていたのだから、用意しておくべきだったのでは? というのが正直なところです。そして、この減量用の規格は、そのうち、パキシル5mgのように、普通に使われるようになっていくのかな~、とも(たぶん効くでしょうし。だって、米国は5mg、10mgでしょ!?)。

 20mg錠でも15mg錠でも、中等度のCYP3A4阻害薬と併用する際には、10mg錠へと減量。わかりやすいと言えばわかりやすいが、なんか不自然。それはなぜなのか?

 2016年のDIOコラムはこの記事でラストです。2017年もよろしくお願いいたします。

 

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2016年12月 9日 (金)

日経DIクイズ18発売

日経DIクイズ18発売です。
イラスト一新!

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日経DIクイズ18 [ 日経ドラッグインフォメーション ]
価格:5076円(税込、送料無料) (2016/12/4時点)



【日経DIクイズ18】
 発売になりました。今回も少なめで、2本のエントリーです。

Q44) 塩分が多いと夜間高血圧になる理由
Q51) 高齢者にシベノールが出されたら

 病態とドーズの問題。ドーズのほうがクイズとはスッキリしてるかも。

 今回の60題も勉強になりました。

 昨今、薬局薬剤師は「対物業務」から「対人業務」に軸足を移すべきといわれるようになりました。しかし対物、つまり薬と調剤に関する知識なくしては、薬剤師の対人業務の質を高めることはできません。

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2016年12月 2日 (金)

承認不安から脱出するためには?

「現代は承認への不安に満ちた時代である。自分の考えに自信がなく、絶えず誰かに認められていなければ不安で仕方がない。ほんの少し批判されただけでも、自分の全存在が否定されたかのように絶望してしまう、そんな人間があふれている」(P. 8)

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 人間はなぜ認められたいのか? それは「人間のあらゆる行為の基底にある欲望、まさに人間が人間であるがゆえの欲望である」からだ。承認への欲求というのは、価値ある自分への欲望であり、それは生きる意味を追い求めることでもある。

 しかし、他者からの承認を必要以上に追い求めると、自分の自由を抑圧してしまい、自己不全感を感じるようになってしまう。

 社会共通の価値観が失われたことは、ある意味では自由の可能性を拡げたし、もはや自由は社会を変革して勝ち取るようなものではなくなった。しかし同時に、周囲の承認を得るための基準も見失ってしまった。そのため多くの人々は周囲の人間に同調しがちになり、過度に気を遣うあまり、自由であるはずなのに一向に自由を感じることができない。自由という大海のなかで羅針盤を失い、さまよい続けている(P. 157-156)。

 自由な時代になったがゆえに、自由を感じることができないとは何とも皮肉な結果だ。承認不安から脱出するためには「自由への欲望」も考慮する必要がある。そうでなければ根本解決には至らない。

 では、そもそも自由とは何なのか? それは「自分の意志でやっている、という納得感」であり、「自己決定による納得」である。そして自己決定するためには、まず自分自身の不安や欲望といったものをよく知る必要がある。

 自分の承認欲望が自覚される際、私たちはそれを「無意識」という言葉を用いて思考し、表現することが少なくない。
 そもそも、「自分は無意識に○○だったんだな」と思ったとき、人はいままで気づかなかった自分を発見し、自己像(自分自身についての理解)を刷新しているのだが、それは結局、自己了解が生じていることと同じである。(中略)「無意識」とは自己了解の後に想定された観念であり、無意識が実際に発見されるわけではない(P. 192-193)。

 こういった自己への気づきが自己了解を生む。この自己了解こそが生きる意味と自由の意識を両立させるための必要条件となる。

 「自己決定ができたときのみ、自由と承認は両立する可能性を持つ」(P. 180)

 ここまでは自分だけの問題とも言える。つまり、自らの行動の指針を、羅針盤を自分の中に持つこと。そして、それに沿って行動することが自由である、と。しかし、問題はその先にある。現代は多様な価値観の時代であり、相対主義とニヒリズムの蔓延した状況にある。つまり、自己了解・自己決定のもとに行われた行動が必ずしも承認に繋がるとは限らない、ということだ。こうしたところから、コミュニケーション能力の重要性が説かれる理由が伺える。

 確かにコミュニケーション能力は大事だが、そこにとどまっていては承認を確保できたとしても自由を確保することが難しくなる。この状況を打破するためには「自己了解」だけではダメなのだ。

 承認欲望のほうが真実であり、利他的な動機は偽り(偽善)にすぎない、と言いたいわけではない。二つの動機は分かちがたく結びついており、両者相俟って価値の一般性、普遍性を求める気持ちが強くなる。人間は他者の承認や批判を繰り返し経験することで、普遍的な価値それ自体(「事そのもの」)を求めるようになる。(中略)それは承認欲求のような利己的な動機だけでなく、こうした利他的な動機の相乗効果によって強化されるのだ。
 このようにして、「一般的他者の視点」から自分の行為や知識・技能、作品などの価値を確信できるなら、周囲の承認が得られなくても自分の存在価値を信じることができる(P. 112-113)。

 「一般的他者の視点」は、「さまざまな他者を想像し、彼らを考慮に入れた上で、彼らが同意するような判断を見出そうとする努力」や「さまざまな価値観を理解し、なぜそのような考え方をするのか、その理由(動機)を考える」ことで身につくものであり、一朝一夕にはいかない。しかし、信念対立を乗り越えるためにはこれしかないのではないだろうか。

 現在、至るところで信念や価値観のぶつかり合いが生じている。まずはこの土俵に乗らないこと。そして、なぜそのような状態になっているのかを理解しようと努める。その上で、「メタレベルで一般性のある価値」を求めていく。これしかない。それはその時にそうとわかるようなものではなく、いずれ何とはなしに理解されるような類のものなのだろう。

 たぶんに抽象的になってしまっていることは重々承知しているが、こういった問題にはおそらく明確な答えなど存在しない。書籍などに答えを求める態度がもうすでに間違っていると思うのだ。それは行動の先に、行動したものの前に開けてくる。そういうものに違いない。
 

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2016年11月25日 (金)

そのルネスタは必要ですか?

入院時から追加されたルネスタ。
それは退院後も必要なのか?
出口を見据えた処方・投薬なの?

CASE 187

女性 63歳 

他科受診:なし  併用薬:なし  

処方
Rp1) カンデサルタン錠8mg  1錠
         アルファカルシドールカプセル0.5mg  1C  朝食後  28日分

Rp2) ルネスタ錠1mg  1錠   分1 就寝前 28日分

患者のコメント:
「入院中、6人部屋だったから眠れなくて。みんな飲んでたし。。。」

患者・薬歴からの情報:
① 肺炎にて1週間入院。退院して1週間になる(退院処方Doで1週間)。
② ルネスタ錠1mg残5錠
③ 退院後、自宅で眠れないときにルネスタを2回使用したが、必要性は低い。

疑義照会:
(内容)ルネスタ使用頻度低く残薬あり
(回答) Rp 2)削除

□CASE 187の薬歴
#1 入院時に服用していたルネスタの継続は必要か?
 S)入院中、6人部屋だったから眠れなくて。みんな飲んでたし。。。
 O) 退院時処方Do1週。ルネスタ2回使用。残5錠。必要性低い。
 A)  睡眠薬を使う必要があるかどうかを考えてもらおう
 P) 睡眠薬は眠れなくて翌日にきついようなら使う価値がある。
   睡眠薬を使用してまで眠る必要があるかどうかを確認。
 R) 別に睡眠薬を飲まないと眠れないわけではない。
   なるべく頼らないようにします。 
 
□解説
 肺炎で入院した患者が入院時よりルネスタを服用していた。

 6人部屋にくわえて、21時の消灯。今までふつうに生活していた、23時過ぎにに就寝していた患者が眠れるはずもない。そういう状況で同じ部屋の患者がみんな睡眠薬をもらっていた、と。

 入院中は仕方ない(?)のかもしれない。しかし、肺炎が治って退院したのなら、生活は元に戻るわけだ。その睡眠薬は必要なのか? 28錠もお渡しする必要があるのか?

 入院時の状況と現在の状況の違いを確認のうえ、早いうちから安易に睡眠薬に頼らないことを提案。睡眠薬の服用が必要な方というのは、不眠のために、翌日の生活に支障があるような方であることを説明。結果、今回の睡眠薬は不要と患者本人が結論を出し、疑義照会にて削除となる。
 
□考察
 GABAA受容体作動薬を安易に長期に続けてしまうとその離脱は難しくなってくる。特に高齢者でその傾向が強く、その結果、潜在的な転倒リスクなどを抱えてしまうことになる。

 今回のケースでは、入院というイベントさえなければ睡眠薬を服用することはなかったのだし、必要性が低いにもかかわらず安易に睡眠薬に頼るという姿勢はよくない、と僕は思う。

 適正使用とは何なのか。それは文字通りに適正に使用することだけではない。不要な薬を使わないこともその意味には含まれている。

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2016年11月18日 (金)

日経DI 11月号のDIクイズ2を担当しました

11月号のDIクイズ2を担当しました。
剤形、用法、製剤学・・・

Diq

続きは本誌(プレミアム版)で。

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2016年11月11日 (金)

2016年11月のコラム ~WFとMCZゲル、併用禁忌の裏側~

2016年11月の薬局にソクラテスがやってきた
WF-MCZが併用禁忌に至った理由。
MCZゲル低用量の定量限界未満って?


【第71回】


 WFとMCZゲルが併用禁忌に至った理由とは。

 重篤な出血症例の蓄積(他のアゾール系に比べると断然多い)。有効性の観点からも優先度は低い。にもかかわらず、WFとMCZの併用による重篤な出血がなくならない。

 低用量なら安全か? 

 以上の流れでまとめてみました。

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2016年11月 4日 (金)

「知性がなければサッカーはできない」

「何を、どう考えるべきか。
 それさえ明確に意識できれば、答えはすでに出ている。
 あとは具体的にどうすればいいいかだけだ」

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【ノーマルに生きる】

 どうしてあなた方はいつも同じ質問をするのか。自分たちの弱さを告白し、他人に答えを求める。そんなふうに考えること自体が、弱さに正面から向き合っていない証拠だ。(中略)もう少し自分に自信を持つべきだ。すでに進歩しているではないか。ノーマル(普通であること。正常であること)であり続けるべきだ。かつてあなた方がつねにそうであったように。
 あまり過度な爆発(爆発的な進歩や変化)を期待するべきではない。多くのことを学んで、爆発ですらノーマルなものとして実現する。

 (イビチャ・オシム『急いてはいけない』ベスト新書 P. 20-21)

 「ノーマル」オシム哲学の鍵概念。しかし、僕らはいろんなことに急かされていて、ノーマルに生きることが難しくなっている。だからオシムは、タイトルにもあるように、「急いてはいけない」とアドバイスを送る。さらに、急ぐと潰されてしまうとも。

 ノーマルに生きるためには自信を持たなくてはならない。そのためには努力をしつづけなければならい。そして、プレーをしなければ自信というものは得られないし、すべての分野において最高になる必要はない。

 では、その努力はどのようになされるべきなのか。急かされていても、まずは立ち止まる。そして、落ち着いて考える。何を、どう考えるべきか、を。

【コレクトでありつづける】

 もうひとつは「正しい(コレクト)」とは何かという問題がある。
 正しいと思い込むのと、現実に的確に行動するのとはまったく別のことだ。というのもすべてが「正しく」なり得るからだ。
 監督は正しい練習を実戦する。
 フィジカル、テクニック、戦術に関して、監督は正しく練習を行う。
 内容も実践方法も、また目的も意図も、多かれ少なかれ正しい。
 だが「正しい」というのは、できる限り最高の仕事をすることであり、それこそが「正しい」の意味だ。
 より具体的には、選手やチームに必要なことを的確に行うことであって、「正しく」働くことではないし、選手が好まないことを「正しく」行わせることでもない。

 (イビチャ・オシム『急いてはいけない』ベスト新書 P. 95-96)

 「コレクト」オシム哲学のもう一つの鍵概念。つねにコレクトであることもまた難しい。コレクト(適切)に対応するということは一人の問題ではないからだ。それは環境に左右される。コレクトでありつづければ、現実に的確に行動できれば、必ずいい雰囲気が作り出せる。それはノーマルでありつづけるための自信や不断の努力へとつながるはずだ。

 そう、正しいというのは、思い込みではなく、「できる限りの最高の仕事」を提出すること。だから、それは仕事によって評価されるべきものなのだ。

【ディテールを保存する】

 私が思うにサッカーとは唯一無二の「氷の塊」であり、他に類のないオリジナルなひとつの人生だ。サッカーのすべての出来事、人生で起こるすべての出来事は、この氷の塊の中に見ることができる。氷の中に、社会の中の自分のイメージを見いだせる。自分が語ったすべての言葉、待ち望んでいるすべてのものとともに。それらは決して避けて通ってはならないものだ。
 言葉も思いも氷の中で結晶化している。だから、それぞれのテーマごとにカットされたビデオテープを頭の中に持つべきだ。それぞれのビデオテープに、必要なものを映し込んで保存する。経験をそこに保存する。そして必要なときに取り出して見る。ディテールを保存しておけば、何かあったときに少なくとも確認することができる。

 (イビチャ・オシム『急いてはいけない』ベスト新書 P. 195)

 なぜ、うまくできないのか。いいプレーが生まれないのはなぜなのか。それはディテールがあいまいなままだからだ。ディテールがあいまいなままでは、やるべきことをしっかりと詰めることなどできない。抽象的な目的のままでは、具象の世界では何が起こるかはわからないからだ。どのように具現化するか。そのとき参考にすべきものは経験であり、教えである。しかし、どちらもディテールを取り出して確認できるように保存しておかなければならない。

 ジャーナリズムにおいて重要であるのは、同じことを繰り返さないことだ。(中略)異なる論理、異なる言葉で語られるのは、そのテーマに魅入られているからであり、テーマを進化させているからに他ならない。真摯にサッカーを追いかけている証拠だ。(中略)自分の経歴を誇示するつもりはないが、そんなふうに生きていかねばならないし、考えていかねばならないと思っている。他の人々のために働き始めねばならないかも知れない。未来のために。未来は彼らのためにあるのだから。

 (イビチャ・オシム『急いてはいけない』ベスト新書 P. 196)

 僕らは考え、決断し、行動する。しかし、自分がしたことをもう一度考えてみるということをあまりしない。だから、記録する。記録することは振り返ることでもあるからだ。そして、それを残し、公開すれば、未来のためになるかもしれない。だから、続けていこう。

 「チームメイトのためにスプリントをする」「誰もがチームのために走る」サッカーとはそういうもので、それを理解して始めて、コレクトでありつづけることができる。立っているだけでは何も始まらない。そういう「知性がなければサッカーはできない」のだ。
 

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